ドライブのお供にコーヒーは最高ですが、激しいカーチェイスの合間にもなかなか似合うと思ったのが今回の映画「BABY DRIVER」。
天才的な運転センスを買われ、組織のお抱えドライバーとして現金輸送車や銀行で強盗を働く集団を逃がす主人公BABYは、子供の頃の事故の後遺症の耳鳴りを消すため、四六時中イヤホンで音楽を聴いています。カーチェイスの場面では、たくさん持っているipodの中からその時のテンションで音楽を選び、クイーンの「Brighton Rock」ダムドの「Neat Neat Neat」T.レックスの「Debola」マーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラスの「Nowhere To Run」など名曲かけてぶっ飛ばします!
BABYは愛称で、最後の方まで本名は名乗らないのですが、演じるアンセル・エルゴートは甘く幼い顔立ちに長身で、自分も来世こんなルックスだったらB -A -B -A -Yと名乗ってみたいです。彼は仕事のあとや組織の会議の前、よくコーヒーショップに立ち寄ります。激しい仕事の後、音楽を聴きながらご機嫌でカフェのドアを開ける場面も、テイクアウトの紙カップをトレーに乗せて踊りながら道を歩く場面も絵になります。
ちなみにコーヒーの出てくる場面ではJonathan Richman&ザ・モダンラヴヴァーズの「Egyptian Reggae」やGoogie Reneの「Smokey Joe’s La La」が流れています。
ヒロインの女の子との出会いもカフェです。サーバーに入った半分煮詰まったようなコーヒー。でも、そんなコーヒーもやっぱり美味しそう!
私の母は、お盆のお墓参りの2時間弱のドライブの時、必ず缶コーヒーを持っていきます。コーヒー好きだった祖父へのお土産なのかなんとなく特別なものらしく、新聞紙に包んだお花と蝋燭などの荷物の間から、缶コーヒーを手渡してくれます。
私は運転もそんなに上手くないし音楽も詳しくありませんが、もうちょっと腕をあげてBABY DRIVERの曲を網羅したらカーチェイスにもチャレンジしてみようと思います。
映画を観るときは、ぜひLサイズの紙カップコーヒーと、ピーナッツバターを端までたっぷり塗ったトーストを片手にお楽しみください!
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chai