コーヒーコラム "Brown Page"
コーヒーにまつわる日々のコラム、"Brown Page"(ブラウンページ)。
毎年10月1日コーヒーの日には、一冊の茶色い本、"Brown Book"(ブラウンブック)として発行しています。

カテゴリー: coffee column

  • title
    BBCのコーヒー教室
  • date
    2023年05月28日
  • category
    coffee column

5/21に開催した、「BBCのコーヒー教室」。

今回はコーヒーコラム番外編ということで、コーヒー教室の様子をお届けします!

事前にInstagramにて告知したところ、なんと一瞬で定員に!投稿をご覧下さった皆さま、本当にありがとうございます…!

今回は6名様をお迎えし、ペーパーを使ったハンドドリップの淹れ方をレクチャーしました☺︎

講師は、コーヒー好きが揃うBBCスタッフの中でも随一の「コーヒー博士」•三好が担当しました!ちなみに、BBCの長男…というよりお母さん的な存在で、雨の日は帰りに「ちゃんと傘持った!?」と聞いてくれます(笑)

まずはスタッフがお手本をお見せします!参加者の皆様の視線が集まる緊張の中…さすがは本番に強い男!美味しく淹れられたようです。

その後はお一人ずつ、ハンドドリップに挑戦!皆さん「緊張する〜!!」と仰ってましたが、本当にお上手でした!気付くと店内には、ふわ〜っとコーヒーの良い香りが…

スタッフが回りながら、皆さんのドリップを見守りつつアドバイス。お湯の太さ(量)や注ぐ速度で、がらっと味が変わります。難しいですよね〜うんうん…とカメラマンをしながら心の中で頷いていたところ、「いま写真撮ってるスタッフも、最初の頃はお湯の量太かったんですよ〜」と突然の暴露をくらってしまいました。すっかり油断していた…。

ハンドドリップに挑戦した後は、皆さんで飲み比べ。同じ豆でも、淹れる人によって全然味が変わるから面白いですよね。その後は当店の「レモンケーキ」と「クッキー」をお供に、淹れたてのコーヒーをお楽しみ頂きました☺︎

↑レモンケーキとクッキーはカフェで販売しています!お土産にも是非…!

おうちでのコーヒーの淹れ方など、ご質問にもお答えし気付けばあっという間の1時間。短い時間でしたが、コーヒー教室を通じて、コーヒーをもっと身近に感じて頂ければ嬉しいです!

私達スタッフも、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました☺︎

次回の開催が決まりましたら、またInstagramでお知らせしますね。コーヒーがお好きな方、ハンドドリップに挑戦してみたい…という方はぜひ!

BBC staff 渋川

  • title
    挽きたての香りを楽しむなら…
  • date
    2023年05月20日
  • category
    coffee column

コーヒーの香りを最大限に楽しむにはやはり焼き立て・挽きたての豆を使うのが一番でしょう。

しかしそんな私も何かとバタバタしがちな日常で、実はコーヒーは粉で買っています。

理由はコーヒーを飲むまでの手順がとにかく早くて簡単だから。毎日大好きなコーヒーを飲み続けたいから、手間よりも続けるために簡単な方を選んでいるという感じです。

粉で買うことのデメリットといえば、劣化が早いこと。コーヒーは生鮮食品だとよく言われますが、豆は挽いた瞬間から劣化が始まります。

焙煎したコーヒー豆に含まれていた二酸化炭素は、粉にすると最大で70%が失われるそうです。その二酸化炭素は、コーヒーの劣化要因である水分や酸素から守ってくれているのですが、粉にするとその効果は短時間でなくなってしまいます。その際、コーヒーの香りの成分も一緒に逃げていってしまいます。

数日間で飲み切るならそこまでの影響はありませんが、やはり香りを楽しみたい場合は挽きたてというのが最低限のハードルのようです。

豆で買うのが大事なことがわかったら、家で飲むときはそれをどうするのか?

もちろんご存知の方も多くいると思いますが、豆を挽くのにコーヒーミル(コーヒーグラインダー)というものを使うわけです。これでコーヒーを淹れる直前、お湯でも沸かしている間に挽く。

コーヒーミルには種類があって、豆を挽くところの構造からロールグラインダー、フラットカッター、コニカルカッターブレードグラインダーの四つに分けられます。

それぞれの個体によって差があるので、自分に合ったミルを選ぶ必要があります。

予算、使用頻度、粉砕速度、設置スペース、手入れのしやすさ、安定性。

私は往年のコーヒーラヴァーである祖父から譲り受けた、ダイヤル式のコーヒーミルを持っているのですが、優雅にキコキコ音と香りを楽しめていたのはぶっちゃけはるか昔。今は全く時間が持てず、最初に言った通り粉です。

専門店で使われていたかっこいい臼式のもの、小さな設置スペースに置けるフラットカッター、ちょっと値段はするけど微粉のつかない最新式のミル…。

何か今のスタイルに合ったいいミルが欲しくなってきたこの頃です。

参考 コーヒー「こつ」の化学 石脇智広

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Taiami