Coffee Column
ブラウンブックスカフェのコーヒーにまつわる日々のコラム

Yoko Hoshikawa
ブラウンブックスカフェ/ブラウンブックスヴィンテージ店主。
コーヒーとHip Hop を愛する2児の母。札幌在住。
Chihiro Taiami
妖怪が大好きな円山店時代の元スタッフ。
4人の子供の育児の合間に当店のコラムを担当している。道南在住。
  • title
    2度目のクリスマス
  • date
    2018.12.05

お久しぶりです、今日のブログ更新は新人かなこが担当です!

気がつけば、年を越して、春がきて、夏がきて、秋が来てああコーヒーが美味しい季節だわーーと思ったら雪。初雪!と思ったら積もってる……!!(溶けたけど)びっくりでしたね。

Brown Books Cafeのスタッフとして、二度目の冬を迎えました。私は相変わらず、南3条店と4plaの間を駆け抜けています笑


4pla店のクリスマスツリーも出してます。今月からはキャンディもお配りしてます!

慌てて家のツリーも出しました。笑
私の家では、小さな頃、クリスマスツリーを飾るのは私と弟、子供たちの仕事でした。

そして飾り付けおえたツリーの下にはプレゼント。セットです。中身はなんでもよくて、綺麗な紙で本でも空箱でもなんでも包んで、ツリーの下に置いていた記憶があります。結局は「ツリーの下のプレゼント」が好きだったんでしょう笑


4plaのツリーの木の下には、素敵なクリスマスグッズが広がっています。ツリーに飾り付けられた可愛いドールなども商品ですので、ぜひお手にとってみてください。

触るのちょっとドキドキするわ!そんなものがあれば、ご気軽にスタッフを捕まえてください♪

南3条店の方にも、クリスマスコーナーが出来上がっています。クリスマスブレンドは本店のみのご用意ですので、要チェックです☆

さむーーーい冬です、みなさん風邪などひかれないよう12月をお楽しみください!
南3条店、4pla店で、あったかいコーヒーやおいしい自家製のお菓子、素敵な雑貨たちとお待ちしてます!

かなこ

  • title
    Le Avventure di Pinocchio
  • date
    2018.11.22
1883年初版『ピノッキオの冒険』イタリア作家カルロ・コッロ-ディの代表作。1890年に作者は亡くなります。この作品は死後20世紀に文学的に認められ、現在も世界中に多くのファンが後をたたない古典児童文学です。 1861年祖国イタリアの独立を達成させた躍動する国民の中で、イタリアの古き良き伝統と言われる仮面劇、人形劇がなければ生まれなかった『ピノッキオの冒険』は、出版以来、世界中の子どもの心を虜にしてきた作品。ただ、世界的に読者を増やしただけでなく、イタリア国内では、この作品を通して、イタリア語の普及が広まる絶大な功績をあげたピノッキオ。 (イタリア買付で買って来てもらった顔が全部違うPinocchio pencil☆ロ-マ・トレビの泉辺りにはピノキオ専門店もあるそうです) ピノッキオとジェッペットじいさんは、当時のイタリア国民が厳しく生きる現実の姿を写し出したものとも言われています。130年以上たった今尚、心に残る作品のひとつです。 原作のストーリーを覚えているでしょうか? ある日、大工のチェリー親方が見つけた丸太ん棒。斧を振り下ろすと『痛い痛い』と言い、カンナをかけると『くすぐったい』とクスクス笑う不思議な木。 大工の友達のジェッペットじいさんが、心を込めて人形にした、ピノッキオという、木で出来た男の子。 ジェッペットじいさんは、自分の上着を売って、ピノッキオに学校で使う国語の本を買い、学校に着て行く、花もようの紙で作った服、木の皮でくつを、パンの柔らかいところで帽子を作り、学校へ送り出します。 元々勉強も努力も大嫌いなピノッキオ。学校へ行く途中に人形しばいを見たい誘惑にかられ、ジェッペットじいさんからもらった服や国語の本まで売ってしまうところから、ピノッキオの数々の冒険がはじまり、純粋気ままに生きている為、ことごとく世間の厳しさを味わいます。 自由を求めて行く先、行く先で失敗を繰り返しながら、知恵をつけ、挑戦し、人生はおもい描いたものとは、全くちがうものだと気づきます。(こんな現実を子どもの本で描いているとは、、大人こそ読みたい本ではないでしょうか?)他人をおもいやる気持ち、良心に目覚めた時ピノッキオが気付かないうちに、本物の人間になっているというお話。 Walt Disneyは新しいキャラクターも作り出し、ピノキオのキャラクターを今の時代に世界中へさらに広めました☆☆☆ 小さい頃私が読んだ数少ない本を、ピノキオペンシルを見て、ちょっと思い出しました。よければ一読してみて下さい☆ 4pla店長滝
  • title
    Mama Needs Coffee!!!
  • date
    2018.11.11

こんばんは!店主です。

私事になりますが、今週ついに出産です!

 

4月の買付けの帰り頃からつわりが始まり 暑かった夏が過ぎ、早7ヶ月。

 

高齢という事で、4日後に入院して帝王切開になりました。。。

 

帝王切開。

 

単語からして怖いです。。

40年間、ケガも病気もした事がなく、病院、注射、血、痛みに弱いので、とても恐怖です。

 

今まで生きてきて1番怖かった事ってなんだろう?と色々人生を振り返ってみたら2つありました。

 

1つ目は10年くらい前に、小樽文学館で1人で1時間以上のトークをやらなければならなかった時。

“なんでもいいから適当にしゃべってくれれば大丈夫だから”

と強制的に新聞にも告知され、当日まで一体何人くるのかもわからず、人前でしゃべるのも大嫌いだし、本当に緊張しすぎて死ぬかと思いました(笑)

当日の記憶はあまり覚えていません。

 

2つ目はアメリカに買付け行って、初めて1人で運転しなくてはならなかった数年前。

ずーっと夢だった事、怖くて遠回りして、先延ばしにしすぎた結果、

恐怖で憂鬱で嫌すぎて、おかしくなるかと思いました(笑)

 

今思うと何が怖かったのかさっぱりわかりません。アメリカで運転なんて、こんなに楽しい事は他にないし、なんで今まで避けてきたんだろう?と思います。

 

2つとも眠れない程 怖かったけど、終わったとき味わった事のないような達成感で、ひとまわり成長したような気がしました。

 

やっぱり初めての事に挑戦するって怖いですよね。

 

今回の出産はそれらの100倍くらい怖いです。

 

「死ぬわけじゃないんだよ!」とか

「故人曰く、案ずるより産むが易し」とか

たくさん頂いたメッセージやお守りを持参して。

 

もう産むしかないのでがんばります!!!

 

 

友人から”Mama Needs Coffee!!!”と書いた手作りのおむつケーキをもらいました(涙)

出産の間も2店舗変わらず毎日営業していますので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします!

店主 星川

  • title
    店主の話
  • date
    2018.10.22
『店主はしばらくお休みします。』 もちろん出産という大仕事をする為に。 『こんなに長い間休んだ事は、人生で初めてだ。』『〇〇さんはそんなに休んだ事なんて、今までないでしょう?』と店主に、あたりまえの様に言われました。が、、、、ここではっきりと言いたいと思います。 『ありますよ。』 風邪、腰痛、腹痛、歯痛、全身疲労は仕事中に気合いで治してきた超が付く健康体をもってしても今年の夏の暑さは、気が遠くなる日々だったはず。記憶も遠くなっていたのでしょう、夏の店主の口癖は、会うたびに『お久しぶりです。』(会ってるんですけどね。それと、まだ全然、休んでないんですけどね。) だけども、思わず、私も、なんだか、、『お久しぶりです。』と、そんな気がして。 店主のおなかは、どんどん、どんどん、どんどん大きくなり、夏から秋へ。。。その間、お店には出てはいないものの、商品を南3条のポストへ投函したり、4pla店の警備室へ預けたりと毎日車でぐるぐる、ぐるぐる🌀。(いつ休むんですか?) こうして、誰よりも休んでいないまま、店主はやっと11月を迎えます。10月初旬にご主人をイタリアへ買付で派遣し、現在続々と荷物が到着しております。本当に見たことがない商品ばかり。その荷物のひとつ、ひとつを手にする度に興奮してInstagramの写真撮影が止められないと店主から電話がきました。気がつけば、Twitterもガンガン、アップしています。(本当に休むのかなぁ?) 4pla店長滝
  • title
    珈琲店という場所
  • date
    2018.10.10

先日、星川さんに借りた本。
『 大坊珈琲店 』

2013年に惜しまれつつも閉店した南青山の珈琲店。コーヒー好きな方なら一度は目にしたことのある名前かと思います。

残念ながら私は行ったことはないのですが、差し込まれた写真の珈琲豆の美しさにすっかり目を奪われてしまいました。
艶といい、均一な焼きといい、真摯な仕事ぶりが一目で見て取れるなんとも美味しそうな豆。
一度飲んでみたかった、、、


名店と言われるのは珈琲の美味しさだけにあらず、空間においても拘りが随所に散りばめられていたようで、

『 空間自体がそれぞれの人達の鎧を脱がせ、自分自身に返り一休みできることを望んだのです。なるべく静かに。一杯のコーヒーの味わいは自ずとそう導かれるものであるにしても。』

という一節があり、思い出されたことがありました。


夏の終わり頃、空き時間にふらっと立ち寄った珈琲店で一息ついていたときのこと。

落とされた照明と使い込まれた椅子。
控えめのBGM。一杯の珈琲。
マスターと常連客の何気ない会話とか、たまたまその時読んでいた本の雰囲気とか空間が妙に相まって、なんか今すごくいい時間を過ごしているなぁ。贅沢だなぁ。と感じたことがありました。

溜め込んだ疲労が一気に解放されたような感覚。

出不精の私は家で過ごすのが一番の休息と思っていましたが、たまには外に出てこういう時間を作ることも大事だなと思い直したのでした。


そしてBrown Books Cafeも
皆さんにとってそんな場所であれたらと。

コーヒーを飲む。
甘いものを食べる。
本を読む。
おしゃべりを楽しむ。
ぼーっとする。

大げさなことではないけれど、
日常のなかのちょっといい時間を過ごせる場所であれたら嬉しいなぁとつくづく思うのです。

南3条店 湊