クリスマスが近づき、贈り物を考える楽しい時間がやってきました。
コーヒー好きの方に贈りたいもの、いやいや自分が欲しいもの。
クリスマスブレンドなどの豆、コーヒーミルなどの器具、いろいろありますが、手頃で種類も多く、選ぶ楽しみもあるコーヒーカップはいかがでしょうか?
有名メーカーのカップから100均まで、見ているとワクワクしてしまいますね。
コーヒーカップのサイズにも実はいろいろなものがあり、
スタンダードなカップで120〜140cc、
デミタスでその半分、
モーニングで160〜180cc、
さらに大きなものでマグカップが180〜210cc
またカフェオレボウルというものがあり、これはフランスで朝食時にカフェオレを入れ、パンをひたして食べるのに使われています。大きなお椀のような形をしていて、コーヒーはもちろんスープやサラダを入れて使うこともできます。ビンテージなどおしゃれなデザインのものも多く、小物入れや飾りにすることもできます。
またコーヒーカップは、素材も種類が豊富です。
ホーロー、ガラス、ステンレスなどいろいろありますが、中でもよく使われるのが陶器と磁器。
名前は似ていますが、陶器は粘土を原料に1000〜1200度に焼き上げたもので、少し厚みがあり、ザラザラしています。焼いた後の表面は鉄分などによって色がつくので、その土地の焼きものの個性にもなっています。
それに対し磁器は、磁土という鉄分の少ない、白く純粋な粘土に長石や石英を加え、1200〜1500度の高温で焼きあげます。色は白く、触り心地はツルツル。叩くとチンッと澄んだ音がします。
カップの縁の厚さや形でも、コーヒーの味わい方が変わってきます。
陶器のような厚手でざらっとした舌触りのものは苦味を感じやすく、磁器やガラスなどの滑らかなものは酸味や甘みを感じやすくなります。
縁の形で言うと、真っ直ぐのものは、苦味を感じやすい舌の奥に直接流れ込むため、深煎りのコーヒーに向いており、縁の広いものは全体に広がり、酸味を感じやすくなるため浅煎りのコーヒー向きです。好みのコーヒーの味で使い分けることもおすすめです。
ちなみに今年、尊敬する仕事仲間からお揃いだとガラスのマグカップをプレゼントしてもらい、飲むたびにその人のことを思い出しています。
真似をして友人にも、普段は買わないようなクリスマスホリデーのカップを買い、送ってみました。なかなか会えないけれど、それでコーヒーを飲むと、あっちは今何しているかな〜と楽しい気分になります。
贈り方いろいろ、選び方いろいろ。
まだまだ始まったばかりの冬に、お家でホッとできるコーヒーカップはいかがでしょうか。
-40-
taiami