Coffee Column
ブラウンブックスカフェのコーヒーにまつわる日々のコラム

Yoko Hoshikawa
ブラウンブックスカフェ/ブラウンブックスヴィンテージ店主。
コーヒーとHip Hop を愛する2児の母。札幌在住。
Chihiro Taiami
妖怪が大好きな円山店時代の元スタッフ。
4人の子供の育児の合間に当店のコラムを担当している。道南在住。

年: 2017年

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    NOTRE 5th Anniversary Party
  • date
    2017.09.24
今週末の 9/30(土) 13:00-21:00、 NOTRE handmadeaccessoryの5周年を記念して、新作アクセサリーの展示会が南3条店で行われます! ” NOTRE 5th Anniversary Party どなたでもご入場いただけます。 普段どおり、BBCの珈琲豆や雑貨も販売しておりますので、お気軽にお立ち寄りください! お菓子やケーキもご用意してます! (ドリンク一杯 ¥500) シンプルな装いも、グッと引き立ててくれるNOTREのアクセサリー。 いろいろな国のヴィンテージパーツを使い、ひとつひとつ手作りされています。 もちろん、すべて一点ものです。 当日はNOTREのお三人も会場にいらっしゃいますので、会話を楽しみながらお気に入りの一点を見つけてくださいね。 2点以上お買い上げいただいたお客様には、素敵な限定ノベルティもあるそうですよ。 9/30は NOTRE 5th Anniversary Party @Brown Books Cafe南3条店 へ、ぜひお越しください!!
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    自由市場40周年祭り!
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    2017.09.11
4丁目プラザ 7F 1977年7月1日オ-プン 『自由市場』 自由市場は今年で40才です。 ブラウンブックスカフェ4pla店は今年で5才。 自由市場の歴史から見ればまだまだ歩き出したばかりです。 有難いことにここ数年、お客様からの様々な声を耳にします。 『何十年ぶりに上まであがってきました。学生の時いっつも来てたんです。』 『昔は良く来てたんだけど。。。娘の付き添いなのよ。』 『変わっちゃったんだ』 『いつもは上まで来ないんだけど、あらっ、なんで来ちゃたのかしら』 『昔はもっと、薄暗くて、もっと、ごちゃごちゃしてた』 『とりあえず自由市場に来たら、何かみつかるって思ってたから、毎日来てた』 『来て、よかった』 様々な時代、時代でみんなの記憶と今を生きている場所。 自由市場をこれからも、 どうぞ、よろしくお願い致します☆ ——————————————————— 自由市場 40th Anniversary スペシャル企画‼‼ 『自由市場の”いち”』 9/15(金)〜18(月・祝)の 4日間限定‼‼ 4プラポイント 5倍‼‼ 限定品、一点モノ、普段絶対売らないモノ、掘り出し物、 とにかく、7Fすべての店舗、 本来の市場を おもいっきり感じ、楽しむ4日間です☆ ちなみにブラウンブックスカフェは ミニミニ蚤の市! (安いモノ色々なモノあります。) 大人気‼‼200枚限定‼‼ トランプクッキー♠ 初登場❕100個限定‼‼ Cafe de Zaza 焼きたて『カヌレ』 バリ雑貨トコマタハリの屋台が登場! 是非、遊びに来て下さい☆ いつでも、お待ちしております☆ 4pla店 長滝 —————————————————————
札幌市中央区南1条西4丁目4丁目プラザ
自由市場7F10:00~20:30
年中無休
TEL 011-261-0295
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    NERD=オタク⁉︎
  • date
    2017.09.05

古本と古物雑貨を販売している4プラ店。カフェスペースはありませんが、カフェ同様、沢山の人が集まればという思いを込めてそのままブラウンブックスカフェと名付けました。

 

4プラ店のお客さんはオタクが多い!
あ、いい意味ですよ。

ヒップホップグループN.E.R.D(エヌイーアールディー)も”ナード”オタクという単語もかけています。そうカッコイイんです!

オタク、マニア、コレクター。
「私◯◯を集めてるんです」というモノが、犬とか猫とかそんな単純なものだけじゃないんです。
次の買付でこれ買ってきてと頼まれると、一応リストを手に持ちながら探しはするんですが、それがなかなか見つからない…
見つかったとしてもマニアすぎて既に持ってるとか、この顔はかわいくないとかいう場合もあります(笑)

 

わかります。私も長年コーヒーモチーフのグッズを集めていました。好き!と言ってると集まってくるもので、皆んなコーヒーグッズを見ると私を思い出してくれるのか沢山プレゼントしてくれたり、だんだんかぶってきたりして(笑)
あるとあらゆるコーヒーのモノを制覇し出すと、これは可愛くないとか、デザインが好きじゃないとかで、よっぽどじゃないと買わなくなりました(笑)

 

今はヤフオクとかでも何でも簡単に探せますからね。昔程、手に入れた苦労やプロセスがない分、愛着度合いも少ないのかもしれないですね。
でも「ブラウンブックスカフェの4プラ店であのスタッフから買った」と記憶に残ってくれる店でありたいです。

 


私もたまに4プラ店で店番していると「僕、私はこれを集めてる!」というお客さんに遭遇します。好きのパワーはすごいです。
歳とか関係なくおじいちゃんおばあちゃんだろうが皆んな少年少女のようにキラキラ生き生きしています(笑)
そんな姿を見れると、探してる物見つけてきて喜ばせてあげたいなぁと思います。

また来月ワクワクする物たくさん見つけてきますね!

 

all photograph by minoru yamada

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    絵本を探して。
  • date
    2017.08.26

ある夜、古い洋書絵本が置いてある本棚に身を反らせて、ある絵本を探していたご婦人がいました。

背中から発している焦りにも似た熱気に、私は声をかけずにいられませんでした。

声を発しようと口を開きかけた瞬間、本をむさぼる様に点検していた姿勢を、こちらに向いて 『古い絵本でね、切り株の下に洞穴みたいな所があって、リスとか動物が冬の間そこで暮らすのよ。絵がすごく良くて、カラフルじゃないの。

小さい頃に読んでとっておいたんだけど、いつの間にか無くしちゃって。

ここならありそうな気がして、、、きっとイギリスの絵本だと思うんだけど。』

大切なモノを探すことに全神経を集中させている人の姿でした。

『わかりました』でもなく 『わかりません』でもなく 思いあたる絵本を全部見てもらいました。 見るごとにぼんやりとした想い出がよぎるのか、1冊、1冊に、 『これは色がありすぎるのね』 『この絵のタッチじゃなく細い線なの』 『もっと古い時代ね』 『動物以外に人間が出てたかしらね』 と、ぼんやりと自問しているかの様に点検してくれていました。が、いよいよ私もネットに頼ることに決めました。

ここまでで、すでにお店の本棚から見つかるのは、私の記憶にある絵本のラインナップからは絶望的でした。 ですが、 人の記憶というものはあてにならないモノです。

人のイメージというものも人それぞれ。 過去に私がイメージした本とお客様が言っていた本があまりにも違ったことも数知れず。 そうです。

自分を疑って、便利な機能に頼りました。 手がかりが増えれば、、いえ、、違います。その時点で私たちは見つける事に懸命になっていた訳ではなく、ご婦人の懐かしい想い出について話り、慈しむ事が出来る糸口が見つかればいいのにという気持ちでした。 この方はいい本、絵を知っている。それならば、私にも教えて欲しい。

そんな打算もあったかもしれません。

私の趣味は本です。 お休みの日には図書館か書店に通うのが日課です。

やめられないんです。苦笑。 ですが、まだまだ本に詳しい訳ではなくいつも勉強中です。 いつも店主に明日の休み何するのかと聞かれては、決まった答えしかないことに毎週顔をしかめ、笑われています。笑。

この夜、出会ったご婦人は結局、福音館書店の昔の絵本を数冊買われていかれました。 お買い物が終わった後に、ご主人が来られてそっと、声をかけていました。

『気にいったものは、見つかったかい』と。 ご主人はご婦人だけの懐かしむ時間を邪魔しない様に、適度な距離で待っていたんだと知りました。素敵な関係ですよね。

たまにはこんな夜もいいかもしれません。

↑これは今1番私が好きな絵本です☆ 4pla店 長滝

 

 

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    レモネードの話
  • date
    2017.08.13
こんばんは。南3条店の湊です。
営業中にどこからか、盆踊りの音頭が聞こえてきました。夏の終わりを感じます。

とにかく暑かった、今年の夏。
暑くなると例年レモネードがよく出ます。
熱気と湯気のこもる狭いキッチンで、来る日も来る日も黙々とレモンを切り刻んでいました。



以前、お客様に「こんな本気のレモネード出してる店ないよ!!」と嬉しい言葉をいただいた事があります。

そうです。BBCのレモネードは本気です。



飲んだ事ある方はご存知でしょうが、1杯あたりレモンの輪切りが6〜7枚、もりもり入っています。
皮ごと食べても美味しいですし、果肉をぎゅーっと潰しながら飲むのも これまた美味しいです。

今夏はバージョンアップしてピンクレモネードも作ってみました。
ピンクグレープフルーツの甘味と、つぶつぶ感が加わり、激うまです。おすすめです。



最後にレモネードの格言を。
When life gives you lemons, make lemonade.
"人生が酸っぱいレモンを与えるのなら、それでレモネードを作ればいい"

酸っぱいレモンも工夫次第で、甘ーく美味しくなるよ。逆境をうまいこと乗り切りなさいよ。みたいな意味だそうです。

兎にも角にも、BBCの自家製レモネード飲みにいらしてください。



さぁ、レモネードの話の次は、コーヒーの話を書かねばなりません。
みなさんも私も、ブラウンブックの締切が間近ですよ。

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