3月2日(土)、妖怪ナイト「マヨイガの夜」無事に終わりました。
当日は猛吹雪。
店の一枚ガラスにもビュービュー風と雪があたって、
こんな天気の中誰か来てくれるんだろうかと直前でいきなり不安になりました。
そんな日に…本当にたくさんの方が来てくれて、満席で立ち見でもいいと、
それでも入りきらなくて入場制限することになってしまいました。
あんな天気の中きていただいたのに入れなかった方、本当にごめんなさい。
ぎゅうぎゅうの店内で、8時からレトロスペース坂館長の「二度と聞けないお話」。
スカジャンと長靴で現れた坂さんはいかしすぎてた。
レトロにある写真、太田八重子というヌードモデルの早すぎる死とその疑問についてお話してもらっている途中で時間になり、座敷童(私)が現れ話を中断してしまいました。
「社会ってそういうものだよね」と坂さんぽつり。
最後まで聞きたかった方もいたでしょう。
それからウェンズディさんによる素敵な不思議な紙芝居。
ウェンズディさんが古いお屋敷で出会ったビスクドールとのお話をしていただきました。
とっても楽しく、堂々と!
前日に、ご自分で絵が下手だと笑ってらっしゃってまさかと思ったけど、
本当に小学生の女の子がが描くような…笑。
立派な表紙と二枚目のギャップがすごすぎて、お腹を抱えて笑っちゃって、
かっこいい先輩方に完全にハートを鷲掴みされました。
イベントの合間にはスナック。
お酒を楽しんでいただき、「人魚の刺身」「河童の好きなキュウリの一本漬け」
「豆腐小僧の紅葉豆腐」「ドラキュラの血」など
妖怪にちなんだフードやドリンクを用意しました。
口裂け女、影女と妖怪に粉したママたちが盛り上げてくれました。
本当のスナックみたいに、隣の人同士がいつのまにか仲良くなるという風景も見られました。
10時から始まったシャンティブックスさんによる怪談朗読。
古典の小泉八雲「むじな」「耳なし芳一のはなし」の二本立て。
不協和音の音楽と風で窓ガラスがたがたなって雰囲気が出てた。
ミニギャラリーで行われたマヨイガマーケットは「妖怪」がテーマの、
出店者によるそれぞれ個性溢れる本や雑貨が並びました。
マーケット閉店前の11時頃には特に混み合っていました。
ここまで描いてわかるように…
当日は必死すぎて写真一枚撮れませんでした。
時間が足りなかったわけではなく、
何かの役にたってたわけでもなく、
私はただバタバタと会場を走っていただけでした。
来てくれたお客様たちにもっと楽しんでいだくこともできたと反省ばかりです。
だけど、仲間たちやマーケットのみなさんに協力していただき、
お客さまが集まってくれ、初めての妖怪イベントを無事に終えることができました。
本当に、妖怪の仕業のような、あんな天気の日に…感謝してもしきれません。
1番印象に残る光景は、
ウェンズディさんが紙芝居の後に手回し蓄音機で
江利チエミの「テネシーワルツ」を聴かせてくれた時。
針が流れてなかなかかからなくて…
坂さんが「一回針のせないで回しちゃったら」と横から声を掛けていて
(坂さんとウェンズディさんは昔からのお友達)曲が流れた時に空気が変わった!
外は雪と風、店内は暗い、ぼんやり光るピンクの照明、
ノイズのまじったあまり大きくない音のテネシーワルツ。
ウェンズディさんが合間に歌詞の紹介をしてくれました。
この歌は親友に彼をとられた哀しい歌、でも歌詞の中の「去りにし夢」
というところがすごく好きですって。
ウェンズディさんのロングドレスと歌詞を説明する時の英語の発音が素敵だった。
みなさんにとっても忘れられない歌になったのではないでしょうか。
いつかまた妖怪ナイトをやります。
ご来場いただいたお客様、坂さん、ウェンズディさん、マーケット出店者のみなさんに心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!!
※もし当日撮影した写真をお持ちの方で、差し支えなければbrownbookscafe@gmail.comまでお送りください。ブログに使用させていただきたいです。
Taiami
- title
「マヨイガの夜」無事に終わりました - date
2013.03.05