Coffee Column
ブラウンブックスカフェのコーヒーにまつわる日々のコラム

Yoko Hoshikawa
ブラウンブックスカフェ/ブラウンブックスヴィンテージ店主。
コーヒーとHip Hop を愛する2児の母。札幌在住。
Chihiro Taiami
妖怪が大好きな円山店時代の元スタッフ。
4人の子供の育児の合間に当店のコラムを担当している。道南在住。
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    10年を振り返って①
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    2016.03.13
早いもので、Brown Books Cafeを立ち上げてから満10周年を迎える事ができました。皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。 誰も聞きたくないかもしれませんが、もう語り尽くせない事が沢山ありすぎるので連載する事にしました!!! 苦労自慢でも何でもありません。ただ必死すぎてネガティブになる余裕すらなかった。 自分の一生懸命なアホさ加減が面白くて思い出したら笑える事ばかり。笑 まずはおおまかな出来事。 ■2006年3月  ブラウンブックスカフェと名付け、自宅兼事務所で珈琲豆の配達とオンラインショップを始めた↓ brownbooks.exblog.jp/1542390/ ■2006年夏頃  知り合いの花屋さんの一角を間借りしてショップにした ■2007年9月  円山店OPEN ■2012年2月  今の南3条店に移転 ■2012年11月  アルテピアッツァ美唄で写真展(Brown Books Cafe円山店の日常) ■2012年12月 小樽文学館で写真展(Brown Books Cafe円山店の日常) ■2013年1月  菓子工房 西野店OPEN ■2013年9月  4pla店OPEN ■2015年10月  西野店閉店 ■2016年3月  現在、南3条店(喫茶&雑貨)と4pla店(古本&雑貨)の2店舗 南郷通り沿い、白石区東札幌3条5丁目でサッポロ珈琲館の珈琲豆専門店をフランチャイズでやっていました。1年目は雇われ、独立後最初の2年は友達と共同経営して失敗。20代半ば若気の至り。 後半2年は1人で経営。今考えたらサッポロ珈琲館の名前で苦労せずに、まぁまぁ売上があったが、他の店を知らなかったので、お客さんが来ない…といつも裏で泣いていた。笑 夜は毎晩、チラシを撒きに忍者みたいにポスティング。お金がなさすぎて次の日、団地のポスト下のダンボールに捨てらたチラシを回収しに行ってた。(今思うとかわいそうだけど、必死すぎて気づかなかった笑)    しかも目立つ様にオレンジの紙でチラシを作り、北広島とか江別に配りに行って、FAXきたー涙!!!と喜んだら、色つきの紙だったから真っ黒で見えなかったり!結果、注文無視!!!笑 とまぁ、ブラウンブックスカフェやる以前にも色々ありましたが、、、 1から2、2から3はカンタン。0から1が1番大変。大変な事なんでもやってみたかったし、もっと自分の好きな店を作りたかったので、サッポロ珈琲館を辞めた。 適当に事業計画書出せばすぐお金借りて新店舗OPENできると思っていた27歳。  好きなコーヒーの色、ブラウン、本、なんとなくカフェをつけ、Brown Books Cafeと名前をつけたものの、結局、国民金融公庫に断られ、しばらくお金貯めるかー、と始めた配達業。 自宅兼事務所に、コーヒーミルとパソコンと電話FAX機を用意し、寝ても覚めても、注文を受け、豆を配達していた。家に業者とかお客さんとか会計士とか呼んだりして。ある時は朝、突然誰かが来てピンポン押しまくられて起こされたりもした。苦笑   常に携帯電話片手に「毎度様です、はい◯◯グラムですね」と注文受け、時には家はわかりずらいから…と、スーパーの駐車場で待ち合わせして商品を渡したりして。麻薬の売人みたいだね、と友人に笑われていました…    やっぱりワンルームアパートに人呼べないなぁと思って、紹介された花屋さん、ふろーりすと咲季さんの売場の3分の1ぐらいを間借りさせてもらい、豆とお菓子とカフェの席2席作って(写真が1枚もない…)1年ぐらい毎日通って、たまにお客さん来たり、配達したりしていました。     最初のロゴ↑ 家も車も常にコーヒーの香りがして、楽しくて楽しくてしょうがなかった。店がない分経費がかからないし、焙煎元でもバイトさせてもらっていたから儲かった。 ただ、珈琲豆の注文をくれるのは店をやりたい!というのを応援してくれていた方がほとんどで、1年経ち、夢を餌にして儲けてるみたいですごく嫌だった。 そんな時円山のある物件を紹介された。 つづく ーーーーーーーーーーーーーーーーー Brown Books Cafe 10周年記念! 3/17(木)〜31(木) 南3条店&4pla店にて ■10thアニバーサリーブレンド(150gパック)¥900+taxで限定販売!!! ガテマラベース、雪ブレンドを再現。 焙煎したての有機栽培豆です。     ■お買い物・ご飲食¥1000以上の方にオリジナルステッカープレゼント!!! (500枚限定)     
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    コーヒー税抜き¥600になります。
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    2016.03.06
 当店は開店当初からずっとコーヒー1杯¥600でしたが、昨年消費税8%になってからは¥570+税=¥615。 この度、3/15から1杯¥600+税=¥648とさせて頂く事になりました。         焙煎したての新鮮な有機栽培豆をたっぷり使い1杯づつネルドリップしています。 どうぞご了承頂けますようお願い申し上げます。  今年に入り、生クリームを使ったウィナーコーヒーとアイリッシュコーヒーも復活しました!      道産の生クリーム!美味しいです! そして今日からさくらシフォンも登場!”本日の自家製ケーキセット”は金額そのままです。    尚、南3条店の喫茶スペースは席数が少ない為、土日祝の15:00〜17:00は満席の場合が多々ありますので、少し時間をずらして来て頂ければ助かります。すいません。(平日はわりと空いてます) 告知です。ブラウンブックスカフェ南3条店で撮影しました、UHB 北海道プライド「shoot&eat~生命と向き合う女性ハンター~」。放送日は3月12日(土)am5:45~6:00です!是非ご覧ください♪ そして、な、なんと実は当店今月で丸10周年なんです!10周年企画を考えました。(今日!笑)また今週中にブログ書きますね!      
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    ライン
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    2016.03.04
こんにちは。 今日も4pla店には朝からいっぱいの家具が 入荷しました。 出勤するのが、すごく恐怖でした!笑! もはや恐怖とやる気は 一心同体です! すでに家具がたくさんあるのは 当たり前の4pla店。 家具目当てのお客様が定着しつつあり 腰が痛くても、腕が上がらなくても やめられません!笑! そこで 最近よく考えることがあるんですが、 それが 一線。 区別する一線といいますか。 友達か知り合いか だったり 人との距離感 だったり 会話の内容 だったり 美味しいか美味しくないか だったり パートナーとの関係性 だったり 自分の限界 だったり 苦笑 なんか一線って色々あるじゃないですか。 image こんなラインだったり image こんなラインだったり image こ~んな 一線だったり! ふざけてません。拡大しすぎました。 ここはどこの一線かといいますと、 image ムムムっ。 別の角度からだと、 image あ~、ここか!ってことは 正面から見ると image はい、ここです。 ブラウンブックスカフェ4pla店。 当店は近頃この一線=境界線と戦ってます どこまでがアウトなのか もう すでにアウトなのか アウトから始まってるのか 笑 私達はわかりません! (わかってますけど) 入荷してくる商品の適材適所を毎日探して 探して、探して、 そして 一線を越えます!! しょうがないじゃないですか !なんて、 諦めて 越えているわけじゃなく、 すみませ~ん!ちょっと越えてるかも?で 越えてるんでしょうね~。おそらく。 必然的にいつも怒られる覚悟は出来てます! でも、やっぱり怒られたくありません! この葛藤がたまりません! Mですね!へへっ! 絶対これやっちゃいけません!って、 やりたくなりますよね~!無性に。 世の中を生きていくのは 見えない一線がいっぱいあって あ~生きにくい! せめて お店の一線は守るように心がけます! (今日も越えてますけど…)
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    会長に電話しました。
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    2016.02.22
気がつけば雪まつりも終わりましたね。そういや雪像、1mmも見なかったなぁ… 無事、2/3〜2/9三越の催事も終わりました。コーヒー飲みに、豆を買いに来て頂いたお客様。ありがとうございました!!!涙 そしてスタッフ総出で催事を盛り上げてくれました。4プラ店から長滝、石本、石田、南3条店から清水、そしてcafe de zazaの岩佐さん!涙 元サッポロ珈琲館メンバーが集結!キャリアが長くめちゃくちゃ仕事ができる40代!しかも個性も得意分野も全然かぶってない。笑     私はブラウンブックスカフェやる前に、サッポロ珈琲館のフランチャイズをやっていました。今回久々にサッポロ珈琲館の会長に電話しました。    「星川ですー覚えてますかー?」 「覚えてないわーウヒヒヒ」 「今、縁のある方々は皆、会長のおかげです。改めてありがとうございます。」 「それはあんたが自分で作った人脈だよ。」 会長は熱くて情熱の塊でした。 店の事になるとすっ飛んで来る。 店の前にあったバス停もずらしちゃう。いらない請求書は食べちゃう。笑 常に本気だからいつも誰かと喧嘩してる。笑 あ〜なんか私も似てきたなぁ。。。苦笑
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    こわい話
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    2016.02.13
近頃 ファイヤーキングが種類豊富に 続々入荷しております。 ファイヤーキングは当店が扱っている食器の中でも、最も問い合わせが多い人気商品です。 ファンのお客様の中には、コレクタ-の方やまぎれもなく 私よりファイヤーキングに詳しい方が多いので、恥ずかしながら お客様から色々と教えて頂くことも、しばしば・・・。 私の浅い知識を披露する場面は幸い ごく稀にしかありません。笑。 あの日までは。。。苦笑。 これからお話することは その ごく稀な時のエピソード1です。 image それは、ファイヤーキングが入荷してまだ、 2、3日目のこと。 若い男子が来店。 ファイヤーキングマグを手にしてるのを 目撃! しかも、ダメージ感がカッコいいキンバリ-のマグ。(写真左) その瞬間、私の小さい脳みそが珍しく フル回転しました。 それは、前日にキンバリ-について仕入れたネタがあったのです。 (お客様からのうっすらまた聞き。) 私だってたまには、 気のきいたセリフのひとつくらい、 サラッと言ってみたい! な~んて 衝動にかられました。 昨日の今日でまだ忘れないうちに言ってしまいたい。 そんな思いもあったでしょう。 苦笑。 言ってしまった、ダサい一言。 私「そのマグ、ジョニー・デップが映画で使ったのと同じですよ」 男子「それ、昨日僕が言ったやつです…」 私が言い終わるのが早かったのか、 男子が言い始めるのが早かったのかは、 ご想像におまかせします。 尚、上記はフィクションではありません。 ※その後ですが 男子の広い心で一時間くらい笑い話になり、 キンバリ-をご購入頂きました。 ありがとうございましたm(__)m 以上、 こわい話でした。 どうぞ ひいてください(T_T)