
トーベ・ヤンソンをご存知でしょうか?
彼女はフィンランドの小説家であり、画家でもあるムーミンの作者です。
カトリとマッツの二人姉弟、そして兎屋敷に住む絵本作家アンナの、
フィンランドの厳しい冬を舞台にしたものがたりは、
北海道人には想像しやすいかもしれません。
長靴を履いて雪に埋まりながら歩くところ、
窓の外の雪と対比するように描かれるコーヒーやランプの光、
寒いからこそよけいに引き立つ暖かさは読んでいると羨ましくなってしまいます。
毎年冬がくると、ツルツルの道路や膝まで積もった雪に苦労させられますが、
この本を読んでいると…なんだか羨ましくなるんですよ。
雪を日常に生活している人が自分たち以外にもいるんだなぁと、
テレビの映像で見るよりも鮮明に描くことができました。
雪のびゅうびゅう降る夜は怖いし不安ですが、なんとなく神聖な感じもするんですよね。
まぁ、そんな冬がまた数ヶ月するとやってくるのですが…
(いざ来たらぶーぶー言ってたりして)
ぜひ読んでみてくださいね^^
トーベ・ヤンソン著
冨原眞弓・訳
「誠実な詐欺師」(ちくま文庫)
Taiami
- title
おすすめの本 その1 - date
2011.09.17



