Coffee Column
コーヒーコラム
ブラウンブックスカフェのコーヒーにまつわる日々のコラム

Yoko Hoshikawa
ブラウンブックスカフェ/ブラウンブックスヴィンテージ店主。
コーヒーとHip Hop を愛する2児の母。札幌在住。
Chihiro Taiami
妖怪が大好きな円山店時代の元スタッフ。
4人の子供の育児の合間に当店のコラムを担当している。道南在住。

年: 2014年

  • title
    「4プラに古本屋っ!?」 「本、一冊一冊に愛情を…」
  • date
    2014年05月23日

おとといお店でちょっとお話した男性、野球帽に色眼鏡をかけた中年のオジサマがいいました。
「ポロコ見て来たんだよ、4プラって初めてきてみたけど、こんなとこに古本屋があるっておもしろいね」
はっとしました。
いやほんと、はっとしました。
ファッションビルの中に古本屋があること自体めずらしいことですし、歴史あるこの自由市場の雰囲気の中でやれてるって
なんか、なんか、なんか、ものすごいことなんですよねっ!!
自分がその中にいると、中から見た風景しか見えなくて、いろんなことあたりまえと感じてしまっていたかもしれない。
お客様の何気ない一言で気づかせてもらえてほんとによかった。
古本って自由市場のこの雰囲気にピッタリマッチしてて、これは、長く長くずっとずっとこの自由市場に存在してですね、今高校生のあのこもこのこも、大人になって社会にでて、あ~自由市場のあそこのお店でポストカードや絵本買ったなぁ。。。とか、そんな風に思ってほしいわけですよ。
4プラ店をやるという話になった時、本はネットでというこの時代に、店頭販売のみで勝負することに正直かなり不安がありました。
経営者の星川に「本は今、売れないって。。。時代に逆行してる」と何度も言いました。
でも星川は自信満々に言うんですよね「大丈夫。売れないなら売れるまでやるだけでしょ。」
わたし「。。。」(笑)
しかし、本が売れない時代というけれど、本が好きな人の数は減ったわけではない。
雑貨と古本の他にはないおもしろいお店と思ってもらえるように日々励んでいきたいと思います。

あともうひとつ。
わたしの心の中のこと。。。
お店に並ぶ本一冊一冊に愛情がありすぎて、この本は手放したくない!という風になりたいです。
おすすめする立場なのになんてことをっ!
けしからん!!
ごめんなさい。
売って売上にしていくのが店員の務め。しかしその矛盾と戦っていたりする、そんな古本屋の店員になりたいです。
今のわたしはというと、目をギラギラさせて、そして鼻息を荒くしています。
赤い布をヒラヒラさせたら頭からつっこんでいくかと思います。(笑)
Nakagawa

  • title
    きっと素敵な〜
  • date
    2014年05月18日


なんだか寒い週末ですね〜