きしむ階段を3階まで登ると、店内のところどころではらくがきねずみたちがお出迎え。
開店し、コーヒーのにおいが染みつくまでに半年がかかったといいます。
ここで過ごした十年間はどんなだったでしょうか?
まるで屋根裏部屋のような本棚に柱、ぼんやりとした照明、古い本や雑貨たち。ほっとしたり、いいアイディアが浮かんだり、友人との他愛ないおしゃべりに癒されたり。コーヒーのにおいと共に、ひとときをこの空間で過ごした人たちが、またそれぞれの日常に帰っていきました。
一から作る大変さ、続けていく大変さを喜びに変えてくれるパワーは、かけがえのない日常の中でふとこのお店を思い出し、足を運んでくださるお客様に他なりません。
どこでも、新しい場所でも、何度でも。
コーヒーへの愛と、夢を追う気持ちは一緒です。
次はどんなわくわくが待っているのかな?
店主とスタッフの汗と涙と鼻水を綺麗に拭ってから笑顔でお迎えします。新店舗開店まであと少し、どうぞ楽しみにお待ちください。
-22-
chai