Brown Books Cafe

建物の老朽化等で3店舗目となる現在の店舗。
3店舗目もまた築年数不明で、南3条の古くて狭くてとても不便な階段があるお店を選んでしまいました。
場所は札幌市中央区南3条西7丁目。
狸小路のアーケードの屋根がなくなる7丁目の出口を左へ。
３軒目にある鮮やかなグリーンの小さな3階建ての古い建物です。
2022年3月1日、2階に移転オープン。

1年後に1階が空いたので姉妹店のアンティークショップも2023年3月に移転オープンし、カフェと菓子工房とアンティークショップが集結しました。

その後1階をカフェと菓子工房、2階をアンティークショップに入れ替えをしました。

場所は変わっても、変わらないのは手落としのネルドリップコーヒー。
今では看板商品となった、自家製レモネードと日替わり自家製ケーキ。そして時が止まったような建物と空間。
本の数は開店当初よりはかなり減ってしまいましたが、あまり手に取ることができないアート本等を厳選して置いてあります。
便利な世の中とは真逆な世界かもしれませんが、それは音だったり香りだったり、大切な何かを感じていただけたらなと思っています。

2022年まで10年間営業していた店舗も築年数が不明の南3条通りに面した3階建の建物。入居時におそらく築80年くらいじゃないか…と言われた札幌市中央区南3条西1丁目、豊水すすきの駅すぐ近くにある雑居ビル「和田ビル」の3階に居抜きで入る事になりました。

一番最初の円山のお店と共通する、細くて狭くて斜めになった階段に惹かれ、業者を入れず自分達で3ヶ月程かけて改装しオープンました。
最初はなかなか慣れず、移転後半年くらい経ってようやくコーヒーの香りがお店に染みつきました。

2013年1月には菓子製造部門として札幌市西区西野にSweets & Beans 雪というケーキと焼き菓子のお店をオープン、
2013年9月には雑貨部門として札幌市中央区大通にあった4丁目プラザ7F自由市場内にBrown Books & Vintageという古本とアンティークの店をオープン。

2007年9月20日にBrown Books Cafeが誕生したのは札幌市中央区南3条西26丁目の高級住宅街と呼ばれる円山エリア。
そこだけ時代に取り残されているかのような、じゃり道の突き当たりにひっそりと佇んでいた５坪の納屋がありました。

そこを初めて自分達で改装し、カフェとコーヒー豆店にしました。

イメージしたのは海外にあるような本がたくさんあるカフェ。
時間を忘れてゆっくり手落としのネルドリップの美味しいコーヒーが飲めるカフェ。
1Fはコーヒー豆のショップとキッチン、2Fは本を数百冊並べて9席のカフェにしました。
厳しかったのは冬の寒さ。毎日の水落と雪かきに限界を感じながらも1階でコーヒーを淹れ、外階段で2階へと運んでいました。

立ち退きの話が出るまで、改装期間を含め約5年間お世話になった、狭くて古くて寒くてとても苦労した、忘れることの出来ない1番最初のお店です。